オカダアイヨンが2月8日に発表した2019年3月期第3四半期(2018年4~12月)連結業績によると、売上高12,911百万円(前年同期比20.5%増)、営業利益1,197百万円(同26.6%増)、経常利益1,229百万円(前年同期比30.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益756百万円(同81.9%増)となった。
4~12月期における国内経済は、相次ぐ自然災害により一時的に個人消費・設備投資・輸出それぞれに影響を受けたものの、その後持ち直し、企業収益や雇用所得環境は概ね堅調に推移し、緩やかな回復基調を持続した。世界経済も先進国を中心に堅調を維持したが、一方では米中貿易摩擦の影響や米国利上げに伴う新興国経済への影響が出始めるとともに、英国Brexitの先行きや地政学リスク等も相まって、先行き不透明感が高まる状況となった。このような環境のもとでオカダアイヨングループは、主力商品の圧砕機、環境関連機器、油圧ブレーカの販売に注力した。
<国内セグメント>
売上高全体で8,492百万円(前年同期比8.3%増)となった。機種別には、主力の圧砕機は旺盛な再開発や建替え需要を背景に売上高は4,574百万円(同9.4%増)、環境機械は排ガス規制の影響も薄れ順調に売上を伸ばした結果923百万円(同29.8%増)となった。
一方、油圧ブレーカは戦略商品の売上寄与はあったものの売上高は596百万円(同9.3%減)となった。また、原材料売上高は868百万円(同2.3%減)及び修理売上高は570百万円(同2.5%減)となった。
<海外セグメント>
拠点・代理店の拡充を背景に北米・アジア・欧州ともに堅調に伸ばし売上高は2,473百万円(同17.6%増)となった。
<南星セグメント>
林業機械、スクラップ用機械、ケーブルクレーンを中心に販売に注力し、売上高は1,945百万円(同151.5%増)となった。
■2019年3月期見通し
2019年3月期の連結業績は、売上高175億円(前期比13.6%増)、営業利益15億円(同25.5%増)、経常利益15億円(同18.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益9億3,000万円(同39.6%増)と、当初予想を据えておいている。
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