キリンビール、約80億円投じて富士御殿場蒸溜所のウイスキー生産設備を増強

 キリンビールは2月7日、グループ会社であるキリンディスティラリーが、将来のさらなるウイスキーの販売数量増加に備えて、キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所(静岡県御殿場市)のウイスキー生産設備を増強すると発表した稼働開始時期は2021年6月を予定している。

 今回は、約80億円を投資し、樽熟成庫の増強と発酵・蒸留設備の新規導入を行うことにより、将来にわたり高品質なウイスキーを安定して供給できる生産体制を目指す。(画像上は外観、下は内観:現在の設備)

<生産設備増強の概要>

事業所:キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所

所在地:静岡県御殿場市柴怒田970

設備増強の内容:

 (1)樽熟成庫の能力増強:樽熟成庫のリニューアル・大型化等により、樽の保管能力を約2割増強する。

 (2)発酵・蒸留設備の新設:多様なモルトウイスキー原酒を製造するため、小型の発酵タンク4基、蒸留器2系列4基を導入する。

投資額:約80億円

稼働開始時期(予定):2021年6月

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