新日鉄住金エンジニアリング、ドイツで廃棄物発電施設増設工事を受注

 新日鉄住金エンジニアリング(本社:東京都品川区)は1月31日、ドイツ廃棄物発電プラント子会社であるSteinmüller Babcock Environment GmbH(以下、SBENG社)を通じて、ドイツ・プレムニッツ市におけるストーカ炉式廃棄物発電施設の増設工事を受注したと発表した。

 今回受注した案件は、ドイツの大手廃棄物発電処理事業者である EEW Energy from Waste GmbH(以下、EEW社)が、処理対象ごみの増加や電気および熱の供給先拡大を背景とし、運営中のプレムニッツ廃棄物発電施設の増設を行うもの。客先であるEEW社への過去の納入実績、その後の設備改善などに関わるアフターサービス、ならびに今回提案における技術的な信頼性が高く評価され、受注に至った。

 なお、EEW社からの受注実績としては、完成間近のオランダ・デルフザイルの廃棄物発電施設に続き、5件目となる。

 新日鉄住金エンジニアリングは、今後ともSBENG社を含めた新日鉄住金エンジニアリンググループの総力を挙げ、欧州、日本、アジア地域において、環境性能・高効率エネルギー回収技術に優れた廃棄物発電システムを提供し、安全・安心な循環型社会の実現に貢献していく。

<案件概要>

発注者:EEW Energy from Waste Premnitz GmbH(イーイーダブリュー・エナジー・フロム・ウェイスト・プレムニッツ)

施設規模:定格処理量 440トン/日×1炉

建設場所:ドイツ連邦共和国 ブランデンブルク州 プレムニッツ市

竣工時期:2021年

契約範囲:ストーカ炉式廃棄物発電施設の内、ストーカ炉及びボイラの設計、調達、据付及び試運転

 ニュースリリース