IHI、原動機事業を新潟原動機(NPS)に承継

 ㈱IHIは1月29日、IHIが営む航空機転用型ガスタービンを中心とする原動機事業を、会社分割によってIHIの100%子会社である新潟原動機(NPS)に承継させることを決議するとともに、この会社分割と併せて、NPSがIHIの100%子会社である㈱ディーゼルユナイテッド(DU)を 吸収合併することを決定したと発表した。

 近年、IHIグループの資源・エネルギー・環境事業領域を取り巻く事業環境の変化は加速 しており、脱CO2・循環型社会に向けた顧客の多様化したニーズに迅速に応えるために、 顧客とソリューションを協創する体制を構築することが必要不可欠となっている。

 現在、資源・エネルギー・環境事業領域における原動機に関する事業は、IHIが航空機転 用型ガスタービンを主機とする発電プラントのエンジニアリング、販売および付帯事業を、 NPSが「NIIGATA」ブランドのもと、ディーゼルエンジン、ガスエンジン、デュアルフュエル エンジン、ガスタービン、Z型推進装置の製造、販売および付帯事業をそれぞれ分担して行っている。また、DUは、舶用大型ディーゼルエンジン、デュアルフュエルエンジン、 陸上発電用ディーゼルエンジンの製造、販売を行っている。

 今回、原動機に関する事業の経営資源をNPSに集約することにより、分散型エネルギー 利用向け原動機製品の一貫した運営体制を構築し、効率的な事業運営・人員配置を行うと ともに、脱CO2・循環型社会に向けたお客さまのニーズに即した質の高いライフサイクルサー ビス提供の実現を目的とするもの。

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