IHI、プラント事業をIHIプラント建設(IPC)に承継

 ㈱IHIは1月28日、IHIが営むプラントの設計、製造、販売およびそれらに付随する事業を、会社分割によってIHIの100%子会社であるIHIプラント建設(IPC)に承継させることを決議するとともに、この会社分割と併せて、IPCがIHIの100%子会社である㈱IHIプラントエンジニアリング(IPEC)を吸収合併することを決定したと発表した。

 近年、IHIグループの資源・エネルギー・環境事業領域を取り巻く事業環境の変化は加速しており、脱CO2・循環型社会に向けた顧客の多様化したニーズに迅速に応えるために、 顧客とソリューションを協創する体制を構築することが必要不可欠となっている。

 現在、資源・エネルギー・環境事業領域におけるプラントに関する事業は、主とし てIHIがLNGタンク・貯蔵タンク・プロセス関連プラントなどの設計、製造、販売およびそれらに付随する事業を、IPCがボイラ、原子力設備を含む各種プラント設備等の設計・据付・修理をそれぞれ分担して行っている。

 また、IPECは、主として国内石油化学プラント向けの単 体機器およびその部品の設計、製造、据付、販売、修理、保守運転等を行っている。

 今回、プラントに関する事業の経営資源をIPCに集約することにより、プラントの設計、 製造から据付、修理、サービスまでの一貫した運営体制を構築し、効率的な事業運営・人員 配置を行うとともに、脱CO2・循環型社会に向けた顧客のニーズに即した質の高いソリューション提供の実現を目的とするもの。

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