国際協力機構(JICA)、インド向け円借款貸付契約に調印

・インドの持続可能な開発に向け経済成長と社会開発の両輪に貢献

 国際協力機構(JICA)は1月18日、デリーにおいて、インド政府との間で、2事業、総額550億7,400万円を限度とする円借款貸付契約(Loan Agreement: L/A)に調印したと発表した。

■今回調印した円借款契約が対象とする事業は以下の2件。

(1) インドにおける持続可能な開発目標に向けた日印協力行動に関するプログラム(借款金額:150億円)

(2) チェンナイ周辺環状道路建設事業(フェーズ1)(借款金額:400億7,400万円)

■各事業の詳細は以下の通り。

(1) インドにおける持続可能な開発目標に向けた日印協力行動に関するプログラム

Program for Japan-India Cooperative Actions towards Sustainable Development Goals in India

(a) 事業の目的及び概要

 事業は、インドにおける持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)に関する政策の枠組みや実施体制の強化を支援することで、インド政府が2030年にSDGsを達成できるよう貢献することを目的としている。

(b) 事業実施機関

インド行政委員会(The National Institution for Transforming India)

住所: NITI Aayog Sansad Marg, New Delhi 110001, India

TEL:+91-11-23096620、FAX:+91-11-23096764

(c) 今後の事業実施スケジュール(予定)

  1. 事業の完成予定時期:2020年6月(貸付完了をもって事業完成)
  2. コンサルティング・サービス(詳細設計等)に係る招請状送付予定時期:同事業では、コンサルタントの雇用は予定されていない。
  3. 本体工事に係る国際競争入札による最初の調達パッケージの入札公示:同事業では、国際競争入札による調達は予定されていない。

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