共同印刷、和歌山工場に3号館建設-ラミネートチューブの製造体制を拡充

 共同印刷(本社:東京都文京区)は1月15日、ラミネートチューブの製造体制を拡充するため、1月14日、和歌山工場(和歌山県有田郡)の3号館建設に着手したと発表した。

 同グループのチューブ事業は歯磨きチューブを中心に順調に拡大している。近年は化粧品向けチューブの拡販にも注力し、バリア性とデザイン性を備えた「フルプリント®ラミネートチューブ」や広いフェイスで店頭でのアイキャッチ能力に優れた「オーバルラミネートチューブ」など、独自技術によるチューブ容器を各種開発し、多くの採用実績を有している。

 和歌山工場はチューブ製造の西の拠点として1991年に誕生し、2009年には2号館を増築した。このほど着工した3号館では、クリーンな製造環境を構築すると共に、最新の製造設備を導入して、品質のさらなる向上と省人化を実現する。また、「和歌山県福祉のまちづくり条例」を遵守して、車イス使用者用の駐車区画やエレベーター、トイレを設けるほか、正門からエントランスまでに点字ブロックを敷設するなど、誰もが安心して働ける環境づくりを推進する。

 なお、和歌山工場3号館は2019年9月末竣工し、11月から稼働を開始する予定。

<和歌山工場 3号館建設工事の概要>

工場名:共同印刷 和歌山工場

所在地:和歌山県有田郡有田川町熊井560-2

建設日程:2019年1月着工、2019年9月完成予定

建物概要:鉄骨造2階建

建築面積:2,087.1㎡ ※延床面積3,996.16㎡

製造品目:ラミネートチューブ容器

投資額:約24.94億円(工場建設費含む)

設計・施工:清水建設株式会社

※参考:増築工事終了後の和歌山工場

土地総面積:24,932㎡

総床面:9,379.24㎡

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