「創業100周年」を迎える建設クレーンのタダノ

 建設用クレーン製造の㈱タダノは1月11日、2019年8月29日に「創業100周年」を迎えると発表した。以下、㈱タダノの多田野宏一社長の挨拶

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 2019年8月29日、おかげさまで当社は記念すべき「創業100周年」を迎えます。 私どもを支えてくださる全てのステークホルダーの皆様に御礼を申し上げます。

 創業者・多田野益雄(画像・上)は香川県高松市で生まれ育ち、溶接業を立ち上げるべく北海道・旭川へ旅立ちました。その旅立ちの日である1919年8月29日を創業の日と定めております。当時は海外において溶接技術が普及・発展し、日本にも導入されはじめた頃でした。創業者は、溶接の火花に魅了され、世の中のお役に立つことを確信し、北海道の地で事業を興しました。

 その後、1955年に日本初の油圧式クレーンOC-2型(画像・下)を開発し、現在はLE(Lifting Equipment/(移動機能付)抗重力・空間作業機械)を事業領域と定め、LE分野で世界No.1の企業を目指しています。

 当社の事業目的は経営理念「創造・奉仕・協力」の実現であり、100年という節目を迎えても「世の中のお役に立つものを提供したい」「事業を通じて世の中に貢献できる企業でありたい」という創業時の思いは変わりません。

 世界は、歴史的にみても大きな不安定期を迎えており、複雑・高速・極端に変化しています。これからは「目の前の闘い」と「時代との闘い」の2つの闘いを同時に制していく必要があると考えています。まずは毎期・毎月の計画を達成する「目の前の闘い」を制し続けなければ明日はありません。

 しかしその連続だけでは、今を生き延びることはできても、未来はありません。業界にも大きな技術革新の波が到来し、大きな変革期を迎えつつあります。この「時代との闘い」を制していかなければ私たちの未来はありません。

 創業100周年を迎える2019年は、当社の未来に向けた新たなスタートの年でもあります。「世界に、そして未来に誇れる企業」を目指して、創業時の志・思いを大切にしながら、これからも世の中のお役に立つものを提供してまいります。

 2019年1月

 株式会社タダノ

 代表取締役社長 多田野 宏一

 ニュースリリース