㈱カネカは1月8日、グループ会社で三菱商事との合弁会社、PT. Kaneka Foods Indonesia(本社:インドネシア・カラワン県、以下、KFI)で総額約50億円規模の加工油脂製品の新工場を建設することを決定したと発表した。市場拡大が続くインドネシアでの製菓・製パン素材の事業拡大を目的として、フィリング製品及びマーガリンなどを中心に生産能力を約5倍の15,000トン/年に引き上げる。新工場建設は2018年12月に着工しており、2020年春の稼動を予定している。
インドネシア及びアジア地域は人口増加とそれに伴う中間・高所得層の増加を背景として、製菓・製パン市場は拡大し、特にインドネシアはパン消費量が平均5%/年増加するなど日本のパン食文化が広まっている。KFIは、2013年の設立以来、現地嗜好にあった製品を開発するとともに、今までにない食感や製法でやわらかいパンを提案することで、事業を拡大してきた。
今後は、マーガリンなどの新製品の開発、拡販や、パンや菓子などの商品提案、顧客の製造サポートなど、顧客ニーズに合わせたソリューション提供を強化することで、事業展開を加速させる。また、アジア市場へ日本の美味しいパン・菓子文化を広め、早期に売上金額100億円を目指す。
<KFIの概要>
会社名: PT. Kaneka Foods Indonesia
代表者:社長 入江潤一
資本金:624億ルピア(日本円:約5億円)
所在地:インドネシア共和国カラワン県
事業内容:フィリング製品及び加工油脂製品を中心とした製菓・製パン素材の製造販売
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