建設機械出荷、11月は8.2%増の2,476億円、2カ月連続の増加

■内需は11.9%増の976億円、外需は5.9%増の1,500億円

 日本建設機械工業会が12月27日に発表した2018年11月の建設機械出荷金額は、内需は11.9%増加の976億円、外需は5.9%増加の1,500億円、総合計では8.2%増加の2,476億円となった。その結果、内需は2カ月連続の増加、外需は2カ月連続の増加となった。総合計では2カ月連続の増加となった。

 内需について機種別に見ると、トラクタ34.1%増加の204億円、油圧ショベル20.9%増加の267億円、ミニショベル8.0%増加の88億円、コンクリート機械29.6%増加の22億円、トンネル機械の4億円、基礎機械10.1%増加の38億円、その他建設機械3.2%増加の64億円の7機種と6.8%増加の106億円となった補給部品が増加し、内需全体では11.9%の増加となった。

 外需について機種別に見ると、トラクタ7.9%増加の164億円、油圧ショベル2.5%増加の597億円、ミニショベル8.2%増加の182億円、建設用クレーン16.9%増加の78億円、油圧ブレーカ圧砕機5.5%増加の7億円、その他建設機械3.3%増加の224億円の6機種と補給部品15.5%増加の217億円が増加した。

■地域別では7地域が2カ月連続増加、北米は15カ月連続で増加

 地域別に見ると、アジアが7カ月連続の増加、オセアニアが2カ月連続の増加、欧州が2カ月連続の増加、アフリカが3カ月振りの増加、北米が15カ月連続の増加、中南米が3カ月振りの増加、CISその他東欧が2カ月連続の増加の7地域が増加し、外需全体では5.9%の増加となった。

■油圧ショベルの11月国内出荷台数は9.0%増加の2,602台

 11月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ3,046台(前年同月比13.1%増加)、油圧ショベル2,602台(同9.0%増加)、ミニショベル3,226台(同6.1%増加)、クローラクレーン40台(同8.1%増加)、ラフテレーンクレーン94台(同4.1%減少)、アスファルトフィニッシャ59台(同19.2%減少)――となった。

 ニュースリリースはこちら→11月度建設機械出荷金額統計ニュースリリース