フランスの建設機械、2019年は高水準横ばい-CISMA見通し

 フランスの建設機械等の団体、CISMA は12月18日、2019年のフランス建設機械市場は横ばいを予測すると発表した。

 フランスの建設機械市場は、今年非常に活気がある。過去2年間と同様に、2018年には6%増、2017年には22%増、2016年には33%増だった。

 市場は現在、2007~2008年に達成された最新の記録レベルに近くなっている。いくつかの機械は、記録に並ぶか、あるいは超えさえする。これは、ミニクローラショベルまたは移動式昇降作業プラットフォーム(高所作業車)の場合である。全体的に見て、フランスの市場は非常に高いレベルにある。

 建築および土木セクターはまだ成長しているが、活動が減速している。2018年の建築活動は、2017の6.3%増に対し2.4%増加だった。公共事業活動は2017年の 8.1%増から5%増だった。この減速は来年も続くであろう。建築活動は2019年に安定しているは。土木工学活動は約2%の遅いペースで成長し続けるべきである。

 2019年、フランスの建設機械市場は2018年に非常に近いはずである。Cismaは現在のレベルで市場の安定化を予測している。これは製造業者にとってすばらしいニュースである。

 コンパクトな土木設備の販売は小幅な減少を見せる一方で、重い土工設備は緩やかなペースで成長し続けるはずである。

 モバイル機械の昇降作業プラットフォームの販売として、道路機器部門は引き続きダイナミックになる。最後に、コンクリート機械市場は現在のレベルで安定するはずである。

■CISMAについて

 CISMA (association of equipment manufacturers for construction, infrastructure, steel and handling)は、FIM(The Federation of Mechanical engineering industries 、機械工学産業連盟)の専門組織。同協会は、建設、インフラ建設、鉄鋼産業、および取扱いのための設備を構想、生産、販売するヨーロッパに拠点を置く会社を集めている。また、これらの材料のために特別に作られた部品および装置の供給者も含む。

 現在、CISMAはフランスの約3万人を雇用している200社(SME、SMI、および国際グループの子会社)で構成されている。これらの事業は、生産の58%を輸出し、79億ユーロの売上を生み出している。

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