㈱荏原製作所は12月26日精密・電子事業カンパニーの主力製品であるドライ真空ポンプの生産を行う自動化工場V7棟を藤沢事業所(神奈川県藤沢市)内に2019 年12 月竣工予定で新設すると発表した。
荏原は、中期経営計画E-Plan2019 の基本方針に則り、自動化工場を核として生産プロセスと業務プロセスの刷新を図り、製品競争力強化と収益性改善を推進している。IoT やAI の広がりを背景にあらゆるものに半導体が使われるようになり、産業分野の需要が急速に増えるなど、精密・電子事業カンパニーの主要市場である半導体製造装置市場は、拡大傾向にある。半導体製造現場で欠かせないドライ真空ポンプの需要も伸びており、これらの需要に応えるため、自動化工場を新設し生産能力を高める。
自動化工場の特長は、IoTを活用した自動化技術により生産状況、稼働状況をリアルタイムで管理し需要変動に合わせた効率的な加工・組立・物流工程を実現する。機械加工から組立・試験までを同一棟内で一貫生産、多機種混流生産、事業継続計画(BCP)を考慮した設備仕様とする。
荏原では、今回の自動化工場新設で、顧客の要求に合致した製品をタイムリーに生産していくとともに、新工場稼働後も、自動化を中心とした最新技術導入を継続し、更なる生産性向上に取り組んでいく。
<計画概要>
所在地:神奈川県藤沢市本藤沢4-2-1
施設内容:ドライ真空ポンプ生産工場
建築面積:約18,450㎡
着工時期:2019 年1 月
竣工時期:2019 年12 月末予定
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