クボタ、堺市に農業機械・建設機械等の研究開発拠点を新設

・グローバル研究開発体制の中核として研究開発を強化

 ㈱クボタは12月26日、研究開発体制のグローバル化の一環として、中核となる研究開発拠点新設のための用地を大阪府堺市内に取得したと発表した。新研究開発拠点は、日本および全世界へ向けた主要製品の開発や先端技術を組み込んだ製品開発を行うとともに、海外開発拠点との連携など、グローバル研究開発体制の中核として研究開発の強化に取り組んでいく。

 クボタは、農業機械・建設機械などの製品開発を現在の堺製造所で長年行い、顧客のニーズに対応した製品の開発を通して、常に新しい価値を創造し課題解決に貢献してきた。ここ数年の事業のグローバル化に伴う事業領域の拡大に対し、現地の様々なニーズを取り込むため海外の研究開発拠点を新設・拡充するなど、グローバル研究開発体制を構築してきたが、開発機種の増加や大型化に対応するためには、日本の研究開発拠点の一層の拡充も必要となってきている。

 そのため、国内の研究開発部門の機能を集約し、研究開発効率の向上や基幹技術・先端技術の開発強化なども可能なグローバル研究開発体制の中核となる研究開発拠点を、今回取得した用地に新設する計画としている。

 新研究開発拠点は、農業機械・建設機械などの製品開発だけでなく、先端技術部門によるIoT・ICT技術の組込や、海外拠点へ供給する基幹部品の開発など、全世界の研究開発をコントロールする中核として運用し、開発の効率向上・期間短縮・機種拡大などを推進しながら、グローバルメジャーブランドの実現に向けて、挑戦していく。

<新研究開発拠点の概要>

名称:未定

所在地:大阪府堺市堺区

敷地面積:約330、000㎡

建屋面積:未定

開発内容:農業機械・建設機械等の製品開発 および 先端技術開発

開所時期:2022年1月(予定)

 ニュースリリース

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