神鋼環境ソリューション、東京都八王子市から「(仮称)新館清掃施設整備及び運営事業」を受注

㈱神鋼環境ソリューション(本社:神戸市)は12月19日、東京都八王子市より、「(仮称)新館清掃施設整備及び運営事業」を受注し、12月18日に契約を締結したと発表した。契約金額(消費税含まず)は258.9億円。

  同事業は、八王子市から排出されるごみを処理するものであり、同施設の設計・施工を神鋼環境ソリューションと大豊建設(東京都中央区)が実施し、20年6カ月間にわたる運営・維持管理業務を神鋼環境ソリューションが出資する特別目的会社で行う事業。

  今回採用した「流動床式ガス化燃焼炉」は、従来の流動床式焼却炉をベースとして、「流動床式ガス化溶融炉」の建設・運転で培ったガス化・気体燃焼技術を織り込むことで、大幅に性能を向上させた次世代型焼却炉。流動床式焼却炉が持つ、“起動・停止が容易”、“幅広いごみ質への対応が容易”であることに加え、施設のコンパクト化、発電量の最大化、発電の安定化や環境負荷の低減という特長が付加されている。

  神鋼環境ソリューションは、「流動床式ガス化溶融炉」に加えて、「流動床式ガス化燃焼炉」の拡販を通して、顧客の様々なニーズに対応するとともに、循環型社会の形成・環境保全の推進に取り組んでいく。

<「(仮称)新館清掃施設整備及び運営事業」の概要>

①事業内容 焼却施設(流動床式ガス化燃焼炉)の設計・建設、運営・維持管理業務、及び駐車場棟整備等

②工期・履行期間

(1)整備工事(設計・建設):2018年12月から2022年9月まで

(2)運営業務:2022年10月から2043年3月まで

③契約金額 258.9億円(消費税含まず)

④契約者

(1)整備工事(設計・建設):神鋼・大豊建設特定建設工事共同企業体

(2)運営業務:株式会社八王子環境サービス

⑤施設の能力

エネルギー回収施設:160トン/日(80トン/24h×2系列)

 ニュースリリース