日立造船、中国・長沙市向けごみ焼却発電プラント1期工事に続き2期工事も受注

 日立造船は12月20日、中国の湖南軍信環保集団有限公司(所在地:湖南省長沙市)より2015年に受注した長沙市ごみ焼却発電プラント1期の焼却炉設備工事を完了・引き渡したのに続き、2期プラント向けの焼却設備工事を受注したと発表した。

 引き渡しを完了したプラントの総処理能力は5,100トン/日であり、商業運転中のごみ焼却発電プラントとして現状では世界最大規模を誇る。この業務に対し高評価を得たことから、2期プラント向けの焼却炉設備工事も受注した。2期プラントでも、日立造船は焼却炉設備に係る設計および主要機器供給に加え、据付・試運転時の技術指導サービス業務を行う。

 日立造船グループは、ごみ焼却発電プラントの市場において、アジアや欧州を中心に900件以上に及ぶ世界トップクラスの実績を有している。そのうち中国向けでは今回の受注を含めると20件目。今後もごみ焼却発電における世界No.1企業として、ますます高まる海外での衛生的なごみ処理およびごみ焼却発電プラントの需要に応える技術やサービスの提供を通じて、クリーンなエネルギーを届け、循環型社会の実現に向け取り組んでいく。

[完工]長沙市ごみ焼却発電プラント1期(画像上は完成イメージ)

発注者:湖南軍信環保集団有限公司(湖南省長沙市)

工事名称:長沙市生活ごみ先進総合処理(クリーン焼却)プロジェクト

日立造船業務:焼却炉設備に係る設計、主要機器供給、据付・試運転時の技術指導サービス業務

施設規模:ストーカ式焼却炉5,100トン/日(850トン/日×6炉)

所在地:中華人民共和国 湖南省長沙市

完工時期:2018年11月

[受注]長沙市ごみ焼却発電プラント2期(画像下は完成イメージ)

発注者:湖南軍信環保股份有限公司(湖南省長沙市)

工事名称:長沙市汚水処理場汚泥および生活ごみクリーン焼却協同処置2期プロジェクト

日立造船業務:焼却炉設備に係る設計、主要機器供給、据付・試運転時の技術指導サービス業務

施設規模:ストーカ式焼却炉3,400トン/日(850トン/日(汚泥含む)×4炉)

所在地:中華人民共和国 湖南省長沙市

完工時期:2021年末

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