クボタ、カンボジアに農業機械向けの小売金融子会社を設立

・農業機械販売と一体化したローンプログラムを提供、同国での事業拡大を加速

 ㈱クボタは12月17日、タイ王室系企業であるサイアムセメントグループの合弁子会社である「サイアムクボタコーポレーションCo.,Ltd.(以下、SKC)」が、カンボジアに小売金融子会社を設立し、ローンプログラムの提供を開始したと発表した。農業の機械化需要が高まるカンボジアで農業機械販売と一体化したきめ細やかなローンを提供し、農業機械事業の更なる拡大を図る。

 カンボジアはコメを中心にキャッサバ、トウモロコシなどを生産する農業国であり、SKCが同国内のディーラー網を通じてトラクタ、コンバイン、横型ディーゼルエンジン、耕うん機などを販売している。

 近年の経済成長に伴う農業の機械化の進展を受けて、クボタは同国でのマーケティング活動やアフターサービス体制づくりを担う「クボタカンボジアCo., Ltd(以下、KBC)」を2013年に設立し、ディーラー網の整備やアフターサービスの強化を進めてきた。

<新会社の概要>

会社名:Kubota Leasing (Cambodia) PLC.

設立:2018年5月16日

事業開始:2018年8月8日

所在地:カンボジア王国プノンペン特別市

資本金:18百万USドル

出資比率:SKC 100%

事業内容:カンボジアにおけるSKC製品向けローンプログラムの提供

 ニュースリリース