日本製粉、中国とタイでプレミックスの生産能力を増強-約21億円投資

 日本製粉は12月18日、かねてより建設を進めてきた中国現地法人「上海金山日粉食品有限公司」(以下、金山日粉)のプレミックス工場が完成、稼働し、また、タイ現地法人 NIPPN(Thailand)Co.,Ltd」(以下、NPT社)のプレミックス生産能力も増強したと発表した。

 今回、既存の上海日粉食品有限公司に加え、新たに金山日粉のプレミックス工場(年間8,400トン)を建設したことにより中国においては約230%、またタイ国NPT社については40%(年間8,000トン)の生産能力増強を図った。

 中国、タイ国およびASEAN地域におけるプレミックス製品の需要は年々高まっており、日本製粉グループでは旺盛な需要状況に対応し、両国の販売会社である「上海日粉総合貿易有限公司」、「Nippon Flour Mills(Thailand)Ltd.」とともに、高品質なプレミックスを安定的に提供し続けていく。

 さらに、今回のプレミックスの生産能力増強に続き、NPT社においては、冷凍食品工場の建設を検討しており、生産体制の一層の充実を図ることにより、タイ国における事業展開を拡張させていく。

 また、日本製粉グループでは、他の海外事業についても引き続き強化を図り、海外における更なる業容拡大を進めていく。

■今回の生産能力増強概要

<上海金山日粉食品有限公司>

年間生産能力:8,400トン

稼働時期:2018年10月

総工費:約17億円

<NIPPN(Thailand)Co.,Ltd>

増強内容:年間生産能力8,000トン増強(増強後28,000トン)、倉庫新設、工場事務所増設

稼働時期:2018年10月

総工費:約4億円

■両社の概要

<上海金山日粉食品有限公司>

所在地:中華人民共和国上海市金山工業区

資本金:1,200万米ドル(日本製粉100%)

代表者:董事長兼総経理 中橋和久

事業内容:プレミックス製品の製造

敷地面積:15,000㎡

<NIPPN(Thailand)Co.,Ltdの概要>

所在地:タイ国 パトンタニ県 ナワナコン工業団地

資本金:2億バーツ(日本製粉100%)

代表者:取締役社長 齋藤浩二

事業内容:プレミックス製品の製造

敷地面積:15ライ(24,000㎡)

 ニュースリリース