井関農機は12月12日、有人監視下の無人運転が可能な「ロボットトラクタ」をはじめ、国内向けトラクタ3品目4型式、コンバイン2品目6型式、野菜移植機1品目2型式、合計7品目12型式を2018年12月から2019年3月にかけて順次発売すると発表した。
井関農機では、GNSS(全球測位衛星システム)を活用した自動操舵技術「ISEKI DREAM PILOT」の開発に取り組んでいる。第1弾として直進アシストシステム搭載田植機(2017年12月発売)、第2弾はトラクタ自動操舵レディ仕様(2018年6月発売)に続き、今回は、その第3弾として、有人監視下での無人自動運転作業(耕うん・代かき)を可能にした「ロボットトラクタ」TJV655Rのモニター販売を開始するもの。
日本の農業は、農家戸数の減少に伴い、担い手農家への農地集積・規模拡大が一層加速している。また、農業従事者は年々減少した技術をもった人員の確保が困難になってきている。このような中、様々な精密操作を必要とするトラクタ作業において、経営規模拡大に伴うオペレーターの疲労軽減と不慣れなオペレーターの習熟にかける時間コスト効率化は農業経営における課題となっている。これらの課題に対応するため、有人監視下での無人自動運転作業を可能としたロボットトラクタ市場に投入し、日本農業の未来を応援するとしている。
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