三菱化工機、グループ全体の収益力強化のため組織再編を実施

 三菱化工機は12月13日、会社法第370条(取締役会決議に替わる書面決議)による決議によって、三菱化工機グループ内の組織再編を実施することについて決議したと発表した。

 三菱化工機グループのエンジニアリング事業は、精製・分離技術を核に都市ガス・石油関連プラント、各種化学工業用プラント、水素製造装置等を提供するプラント事業、下水処理装置、産業排水処理装置、各種水処理装置等の提供を軸に事業を展開する環境事業により構成されている。

 昨今の国内プラント事業をめぐる動向としては、老朽化設備等の更新に向けた投資や既存設備への定期修繕・保全工事(メンテナンス)の需要は堅調であるものの、施工実施の判断には慎重な動きが続いている。

 このような状況のもと、三菱化工機グループにおけるメンテナンス事業の一層の強化およびグループ内での経営リソース最適化を推進し、グループ全体としての収益の安定化並びに収益力強化を図るため、三菱化工機、化工機プラント環境エンジ(以下、KPEC)、および㈱菱化製作所(以下、菱化)の間で以下の組織再編を行うことにした。この再編により、従来グループ各社で実施していたメンテナンス事業の実施主体が統合されることとなる。

Ⅰ.菱化の油清浄機(以下、SJ)営業機能の三菱化工機への吸収分割(簡易分割)

Ⅱ.KPECによる菱化の吸収合併

Ⅲ.三菱化工機四日市および鹿島両工場の工事等機能のKPECへの吸収分割(簡易分割)

<組織再編の日程>

三菱化工機取締役会決議日:2018(平成30)年12月13日

合併・分割契約締結日:2019(平成31)年1月31日(予定)

子会社臨時株主総会決議日:2019(平成31)年3月15日(予定)

合併・分割期日(効力発生日):2019(平成31)年4月1日(予定)

 ニュースリリース