東海光学、約10億円投じて真福寺事業所に第二工場建設-コーティング関連設備を増強

 東海光学(本社:愛知県岡崎市)は12月6日、真福寺事業所(岡崎市真福寺町越田121)を拡張し、第二工場を建設すると発表した。コーティング関連設備を増強し、需要が増えるレーザやセンサーなど国内外の光学市場に向けて、光学機器・部品の開発・販売・生産を強化すると共に、眼鏡の海外展開を促進する。

 今回の建設で真福寺事業所は床面積約2,900㎡を増築、既設の工場と合わせて延床面積7,500㎡に拡張し、真福寺事業所の生産能力を2倍にする。総工費は約10億円、工場完成は2019年11月を予定している。(画像は完成イメージ)

 拡張部分には、照明のLED化を推し進め、工夫の施された外壁・屋根材や空調システムを採用することで、断熱性を確保し空調効率アップを図るなど、環境に配慮したつくりになっている。また、内部ドアにスライド引き戸を採用するなど、デッドスペースの軽減とバリアフリーを実現することで、働きやすい環境づくりを行うとともに、地元の雇用創出にも貢献していく。

 現在、半導体・光通信・車載などで需要が高まるレーザ・センサー市場からは、国内のみならず海外からもコーティング関連のお問合せが増えており、今後も多くのニーズが見込まれている。コーティングは、同市場におけるキー技術のひとつです。東海光学は、赤外領域フィルタ、高耐久性や高精度の追求、新規機能の付加など、様々な視点で用途に合わせた新規商品開発・提案・量産を進めており、今後も商品アイテムを増やしていく計画。

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