■2018年見込みは20万台超え確実、19年見通しは±10%
中国工程机械工業協会が12月7日に発表した2018年11月の油圧ショベル販売台数(25社ベース)は、前年同月比14.9%増の15,877台となった。うち国内市場(香港、マカオ除く)の販売台数は同9.8%増の14,150台、輸出は同86.2%増の1,717台だった。(約800字+図表5点)
これにより、1~11月の累計販売台数は、前年同期比48.4%増の187,393台、うち国内は同44.2%増の169,921台、輸出は同106.6%増の17,351台となった。残り1カ月が前年実績(約14,000台)並みだったとしても20万台を超え、2011年のピークを超えることは確実。
11月のクラス別国内販売は、大型機2,023台(前年同月比3.1%増)、中型機3,070台(同6.2%減)、小型機9,057台(同18.4%増)。
1~11月累計では、大型機25,570台(前年同期比49.5%増)、中型機44,432台(同54.2%増)、小型機99,919台(同38.9%増)となった。
現在、中国政府による積極的な財政政策はインフラ投資を直接促進している。設備投資は底を打ち、マクロ経済政策は厳しいものとなっているが、インフラ投資は続くと期待されており、一部メーカーでは2019年も高水準が続くとの見方がある。長期的には、更新需要が主体だが、建設機械メーカーの経営状況が改善され、操業効率の継続的改善と海外進出とにより、中・長期的な見通しも明るいとされているようだ。
現地報道によると、主要メーカー、部品サプライヤー、販売代理店などを集めた11月の油圧ショベル年次会議参加メンバーの大半は、2019年の販売について、前年比プラスマイナス10%ということで、需要そのものは安定しているとの見方が支配的である。
*参考:以下は、2018年1~8月累計シェア
コメントを投稿するにはログインしてください。