東洋エンジニアリング、鳥取県でバイオマス専焼発電所を受注

 東洋エンジニアリング(TOYO)は12月5日、米子バイオマス発電合同会社が鳥取県米子市に計画する54,500kWバイオマス発電所建設プロジェクトを受注したと発表した。

 受注したプロジェクトは、シンエネルギー開発(本社:群馬県沼田市)約2年前より開発を手掛けてきた案件であり、主に木質ペレットを燃料とするバイオマス専焼発電所を建設するもの。この発電設備は、再熱方式(*)を採用した高効率なバイオマス専焼発電設備で、TOYOは発電設備一式の設計、機器資材調達、建設工事、試運転までのEPC業務を一括請負で実施する。

 TOYOは発電プラントを中心としたインフラ分野を中核事業の1つに位置づけ、国内では太陽光やバイオマス発電といった再生可能エネルギー発電に積極的に取り組んでいる。このプロジェクトは今春に受注した茨城県における50,000kW級発電所プロジェクト、及び今夏に受注した富山県における50,000kW級発電所プロジェクトに続き、TOYOが取組むバイオマス専焼発電所の第3号案件となる。

(*)再熱方式:蒸気タービンにて仕事をした蒸気をボイラーにて再加熱し、再度蒸気タービンへ通気させることにより高い発電効率を実現することができる。

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