フランスの小型ショベル、1~9月は2%減、うち3トン以下は6%減、3~8トン級は5%増-通期は全体で2%増の見通し

 フランスの建機関連団体CISMAが11月19日に発表したデータによると、フランスの小型ショベル市場は、2018年1~9月に2%減少した。しかし、すべての市場セグメントは同じ傾向に追いつかなかった。ミニクローラーショベル市場のうち、3~8トンセグメントが5%増加した一方、市場全体の60%を占める1~3トンセグメントは急激に6%減少した。

 3トン以下のセグメントの減少は主に、レンタル業界への販売の減少によるもの。1~9月期におけるレンタル会社への販売は24%減少し、他の顧客への販売は2%増加した。3~8トンのセグメントについては、レンタル業への販売は前年同期と比較して安定している。他の顧客への販売は6%増だった。

 ただし、ミニクローラー式ショベルは、フランスの建設機械業界で最大のセグメント。メーカーは強い第4四半期を予測している。その後、2018年通期は、フランスの小型ショベル市場は2017年に比べて2%増加するはず。フランスの小型ショベル市場は、2017年、金融危機以来初の高水準に達し、2018年の市場はさらに高くなるとしている。

■CISMAについて

 CISMA (association of equipment manufacturers for construction, infrastructure, steel and handling)は、FIM(The Federation of Mechanical engineering industries 、機械工学産業連盟)の専門組織。同協会は、建設、インフラ建設、鉄鋼産業、および取扱いのための設備を構想、生産、販売するヨーロッパに拠点を置く会社を集めている。また、これらの材料のために特別に作られた部品および装置の供給者も含む。

 現在、CISMAはフランスの約3万人を雇用している200社(SME、SMI、および国際グループの子会社)で構成されている。これらの事業は、生産の58%を輸出し、79億ユーロの売上を生み出している。

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