建設機械出荷、10月は23.5%増の2,526億円、2カ月振りの増加

■内需は16.8%増加896億円、外需は27.5%増加の1,630億円

 日本建設機械工業会が11月29日に発表した10月の建設機械出荷金額は、内需は16.8%増加の896億円、外需は27.5%増加の1,630億円、総合計では23.5%増加の2,526億円となった。その結果、内需は14カ月振りの増加、外需は2カ月振りの増加となった。総合計では2カ月振りの増加となった。

 内需について機種別に見ると、トラクタ32.3%増加の162億円、油圧ショベル26.2%増加の258億円、ミニショベル11.1%増加の90億円、建設用クレーン1.8%増加の103億円、道路機械6.0%増加の36億円、コンクリート機械13.2%増加の20億円、トンネル機械4億円、油圧ブレーカ圧砕機29.0%増加の18億円、その他建設機械17.3%増加の67億円の9機種と補給部品9.2%増加の109億円が増加し、内需全体では16.8%の増加となった。

■外需の油圧ショベルは34.8%増、クレーンは47.9%増

 外需について機種別に見ると、トラクタ10.2%増加の152億円、油圧ショベル34.8%増加の699億円、ミニショベル23.1%増加の217億円、建設用クレーン47.9%増加の70億円、基礎機械14.0%増加の5億円、油圧ブレーカ圧砕機14.1%増加の7億円、その他建設機械21.9%増加の216億円の7機種と補給部品32.9%増加の241億円が増加した。

■地域別では、北米が14カ月連続で増加

 地域別に見ると、アジアが6カ月連続の増加、オセアニアが2カ月振りの増加、欧州が2カ月振りの増加、北米が14カ月連続の増加、CISその他東欧が2カ月振りの増加の5地域が増加し、外需全体では27.5%の増加となった。

■油圧ショベルの10月国内出荷台数は2.8%減少の2,155台

 10月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ1,711台(前年同月比22.8%増加)、油圧ショベル2,155台(同2.8%減少)、ミニショベル2,919台(同10.3%増加)、クローラクレーン24台(同14.3%減)、ラフテレーンクレーン55台(同21.4%減少)、アスファルトフィニッシャ63台(同18.9%増加)――となった。

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