ヤマザキマザック、高速・省エネ・高品位加工を実現する3 次元レーザ加工機 「FG-220 DDL」

 ヤマザキマザック(本社:愛知県丹羽郡大口町)は11月28日、DDL(ダイレクト ダイオード レーザ)を採用した3 次元レーザ加工機「FG-220 DDL」の日本での販売を開始すると発表した。

 FABRI GEAR シリーズは、建設現場や産業機器の筐体などに使われる長尺鋼材の高効率加工を実現する3次元レーザ加工機。3D レーザヘッド搭載により、鋼管(パイプ材)以外にもH 形鋼・C形鋼など異形材の加工が可能であり、さらにはタッピングユニット(オプション機能)によるネジ穴加工の工程集約を実現するなど、長尺鋼材加工の分野における生産性向上に貢献している。

 今回発表する「FG-220 DDL」は、レーザ発振器にDDL を新たに採用、薄板・中板の切断速度を向上させるとともに高反射材の容易な切断を可能としている。また、DDL の特長である高いエネルギー変換効率による消費電力の削減など、優れた省エネ性を達成している。さらには、これらDDL のメリットを活かした高速・省エネ加工に加え、鋼材の裏焼けを防止する「パワーコントロール機能」やプログラムの入力時間を削減する「ダイレクトMDI 機能」の搭載などにより、高品位かつ段取り時間を短縮した高効率加工を実現している。

 ヤマザキマザックは、10 月にドイツで行われた国際板金加工見本市 EuroBLECH 2018 にFG-220 DDL を出展、既に海外での販売を開始している。それに続き、11 月29 日~12 月1 日に美濃加茂製作所ワールドテクノロジーセンタで開催する自社展示会「JIMTOF2018 アンコールフェア」に同機を出展、日本国内での販売を開始する。

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