クーカ(KUKA)、ティル・ロイターは12月に取締役職を終了、ペーター・モーネンが引き継ぎ、連続性を保証

 ドイツに本拠を置くロボットメーカー、KUKA AG(クーカ、本社:アウクスブルク)は11月26日、KUKA監査役会とKUKA AGの取締役会長(CEO)のDr.Till Reuter(ティル・ロイター)は同日、CEOとしてのDr.ティル・ロイターの取締役職を予定より早く12月に終了することに合意したと発表した。Peter Mohnen (ペーター・モーネン)が暫定CEOの職務を引き継ぎ、Andreas Pabst (アンドレアス・パープスト)が暫定最高財務責任者(CFO)の職務を引き継ぐ。

 Dr.ティル・ロイターは約10年、取締役会長(CEO)だった。彼は2009年に入社し、KUKAを経済危機から救った。彼の指揮の下、会社は自動車分野でのその指導的ポジションを維持し、さらに新市場にポジションを築くことができた。KUKAチームと共にロイターは、インダストリー4.0、コラボラティブロボットおよび中国での成長に関連した戦略に足跡を残した。

 Dr.ティル・ロイター:「私は最後の10年間、KUKAに在籍して、チームと共にロボットを開発したことを誇りに思っています。ロボットとオートメーションは未来の鍵を握るテーマです。全チームのご成功を心からお祈り申し上げます。皆さんはいつも私を支援してくれました。」

 「私たちは、従業員のノウハウをベースにしながら、顧客にとって信頼されるパートナーであり続けたいと思っています」とペーター・モーネンは語った。

 Dr. Andy Gu(アンディ・グー)、監査役会役員:「監査役会および会社全体の名において私は、2009年に引き継がれてから、KUKAの変革を成功裡に成し遂げられたご尽力に対して、Dr.ティル・ロイターに感謝を申し上げます。KUKAは、インテリジェントロボティクスに対する需要増大から利益を得て、中国市場でポジションを強化しながら、持続的な成長の道で成功を再度収めるのに好ポジションを築いています。」

 KUKAが美的集団と支配株主として署名した、既存のすべての投資契約は、防諜契約を含め、KUKAの知的所有権の保護のために変更不可能な形であり続ける。美的集団は、KUKAの成長戦略をサポートし、その下で中国市場の発展、研究&開発に焦点を合わせること、デジタル化とインダストリー4.0への投資、ならびにドイツ国内でのKUKAのプレゼンスの強化することを表明している。

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