アマダホールディングス、アマダリース株式の60%を東京センチュリーに譲渡

 アマダホールディングスは11月14日、㈱アマダリース(本社、神奈川県伊勢原市、資本金3億円)の発行済株式総数6,000株の60%(3,600株)を東京センチュリー(本社:東京都千代田区)に譲渡する株式譲渡契約を締結すると発表した。実行日は2019年3月を予定している。

 アマダリースは、アマダグループの金融子会社として設立され、今日に至るまで国内の顧客に対してアマダグループ商品のリース販売を展開してきた。しかし、昨今の国内におけるリース販売は、長らく続く低金利環境と顧客ニーズの多様化の影響により活用の機会が減少していた。そこで、総合リース会社である東京センチュリーと協業し、合弁事業として展開することでリース事業の抜本的な改革を断行することにした。

 これにより、メーカーリースとしての強みを活用し、多様な商品設定が可能になることによるリース商品力の強化や、リース販売に精通した営業マンの配置による営業力強化が図れる。また、アマダリース株式の60%を東京センチュリーに譲渡して非連結化することにより、アマダリースが持つ売掛債権のオフバランス化が実現し、アマダグループ全体のバランスシート圧縮にも寄与する。

 アマダリースは、アマダホールディングスと東京センチュリーの合弁会社となり、アマダグループのマシン、ソフトウエア、サービスといった金属加工ソリューションに、東京センチュリーが持つ多様なファイナンススキームを融合させ、先進的なサービススキームを顧客に提供していくことに取り組んでいく。

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