フクビ化学工業、約16億円投じて福井県坂井市に新工場建設

 フクビ化学工業(本社:福井県福井市)は11月9日、福井県の坂井工場内に精密事業部の新工場を建設すると発表した。9月25日に起工式を行い、10月より着工している。

 低反射樹脂パネルなど精密事業の生産規模拡大に伴い、現在の工場では手狭なことから、新たな工場を建設することにした。2019年6月頃の完成を見込んでおり、その後、機械の据え付けなどを経て、同年秋頃からの稼働を予定している。

<新工場の概要>

所在地:福井県坂井市坂井町定旨1字1番地(坂井工場内)

延床面積:2,862.40㎡

投資総額(予定):約16億円(建物、設備)

資金計画:自己資金および借入金等により充当

製法:ウェット法による光学薄膜コーティング処理

生産能力:約3万㎡/月(事業部全体では約6.6万㎡/月[既存生産能力の1.83倍])

製品サイズ:1,400mm×600mmまで対応可能(既存設備での対応サイズ:650mm×460mm)

製品群:樹脂AR(AGAR、HM)シート、インサート用AR(AGAR)フィルム、ガラスAR(AGAR、HM)シート

採用用途例:車載(クラスタ、CID、ドライブレコーダーレンズ)、医療・船舶・産業機器(液晶保護パネル)、モバイル・計測器(カメラレンズカバー)等

着工:2018年10月

竣工:2019年6月(予定)

稼働開始:2019年10月(予定)

 ニュースリリース

  新工場建設の目的

  製品説明(反射防止フィルター)