■2018年見込みは21万台近くに
中国工程机械工業協会が11月6日に発表した2018年10の油圧ショベル販売台数(25社ベース)は、前年同月比44.9%増の15,274台となった。うち国内市場(香港、マカオ除く)の販売台数は同39.6%増の13,490台、輸出は同104.6%増の1,782台。(約700字+構成比・シェアなど図表4点)
これにより、1~10月の累計販売台数は、前年同期比52.5%増の171,516台、うち国内は同48.4%増の155,771台、輸出は同109.1%増の15,634台となった。残り2カ月が前年実績(約28,000台)を15%程度の増加であったとしても20万5,000台程度に達し、2011年のピークを超えることは確実。
10月のクラス別国内販売は、大型機1,918台(前年同月比24.7%増)、中型機3,371台(同34.52%増)、小型機8,201台(同46.0%増)。
1~10月累計では、大型機23,547台(前年同期比55.5%増)、中型機41,362台(同61.9%増)、小型機90,862台(同41.4%増)となった。
現在、中国政府による積極的な財政政策はインフラ投資を直接促進している。設備投資は底を打ち、マクロ経済政策は厳しいものとなっているが、インフラ投資は続くと期待されており、一部メーカーでは2019年も高水準が続くとの見方がある。長期的には、更新需要が主体だが、建設機械メーカーの経営状況が改善され、操業効率の継続的改善と海外進出とにより、中・長期的な見通しも明るいとされているようだ。以下は、1~8月の推定シェア。
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