フランスの建設機械は引き続き好調、2018年通期見込みはミニが3%、油圧ショベルは10%増

 CISMA(フランスの建設機械関連団体)が10月31日に発表した2018年1~9月期における土木建設機械の販売台数は前年同期比1%増の16,940台に達した。

 発表によると、過去12カ月間に渡って、総市場は4.2%増加した。小型建設機械(ミニショベルなど)は17,000台(3.8%増)が販売され、重機(油圧ショベル)は4,800台(5.6%増)が販売された。

 フランスの小型建設機械市場はやや減速しているが、市場の現在の水準は高く、2006年から2007年の水準に近い状態。対照的に、重機市場の成長率は加速している。

 さらに、土木建設機械の総販売台数は、2017年の前年比21%増に続いて、2018年は4.5%増加し、22,600台の需要になる可能性がある。したがって、フランス市場での土木建設機械の好調な販売動向は遅いペースながらも継続しているとしている。

■CISMAについて

 CISMA (association of equipment manufacturers for construction, infrastructure, steel and handling)は、FIM(Mechanical engineering industries、機械工学産業連盟)の専門組織。同協会は、建設、インフラ建設、鉄鋼産業、および取扱いのための設備を構想、生産、販売するヨーロッパに拠点を置く会社を集めている。また、これらの材料のために特別に作られた部品および装置の供給者も含む。

 現在、CISMAはフランスの約3万人を雇用している200社(SME、SMI、および国際グループの子会社)で構成されている。これらの事業は、生産の58%を輸出し、79億ユーロの売上を生み出している。

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