神戸製鋼、4~9月のコベルコ建機売上は12.2%増の2,049億円、経常利益は18.4増の135億円

 ㈱神戸製鋼所が10月30日に発表した2019年3月期第2四半期(4~9月)連結業績によると、建設機械部門(コベルコ建機)の売上高は前年同期比12.2%増の2,049億円(前年同期:1,827億円)、経常利益は同18.4増の135億円(同:114億円)となった。

 油圧ショベルの販売台数は、中国を中心に需要が堅調に推移したことから、前年同期を上回った。クローラクレーンの販売台数は、国内においては、2018年7月に高砂製作所で発生したクレーン倒壊事故の影響で出荷検査の遅れが生じたことにより、前年同期を下回ったが、北米など海外における需要が堅調に推移したため、全体としては前年同期を上回った。

 2019年3月期の見通しについては、油圧ショベルは中国を中心に堅調な需要が継続するものと想定、クローラクレーンの需要は、回復基調の継続を想定しているものの、国内販売台数は、クレーン倒壊事故による影響が継続するものと見込んでいる。

 売上高は、前回(第1四半期)公表値(4,100億円)に比べ50億円減少するものの、前年度比11.1%増の4,050億円(同:3,645億円)、経常利益は同9.6%増の240億円(同:219億円)を見込んでいる。

 ㈱神戸製鋼所の2019年3月期第2四半期決算短信

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