㈱アマダホールディングス(アマダHD)は10月30日、中東地域における金属加工機械の拡販とサービス強化を図るため、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイに販売・サービス会社アマダ・ミドル・イースト(仮)を設立すると発表した。
UAE やサウジアラビアで、石油依存から脱却を目指す経済政策を受けて、建設や電機設 備といった都市インフラ整備が加速している。これに伴い、地場の金属加工業が発展すると 見込まれている。
アマダHDは、これまで販売代理店を通じて中東地域向けに営業活動を行ってきたが、市場拡大を背景に、強みである加工技術力やソリューション提案力を発揮することにより、さらなる成長が期待できるとの判断から、現地法人を設立することにした。
今後、市場ニーズに即したファイバーレーザ加工機、曲げ加工機などの商品ラインナップを展開するとともに、12 月には新たにテクニカルセンターをオフィスに併設し、直販・直サービス体制を構築する。加工技術、および機械とソフトウエアを組み合わせたネットワーク化の提案に加え、サー ビス活動の強化により、顧客の加工品質の向上や効率的な生産を積極的に支援していく。
アマダグループは、中期経営計画において、新興国市場の拡大を成長戦略に掲げており、現地法人の設立により中東地域の市場開拓を加速させ、2021 年度までに同地域における 売上高を 2017 年度比3倍を目指す。
<会社概要>
社名: AMADA MIDDLE EAST FZCO(予定)
事業内容: 金属加工機械の販売および保守サービス
代表者: 小野寺 拓 Managing Director
資本金: 500 万 AED(ディルハム、約 150 百万円)
社員数: 12名
営業開始: 2018 年 12 月(予定)