日本製鋼所、多色・多材質のプラスチック成形品を生産可能にする射出サブユニット「FLiP20」を販売開始

 ㈱日本製鋼所は10月26日、「Compact & Flexibility」をコンセプトにした射出サブユニット「FLiP20」を販売開始したと発表した。同機は、従来特殊仕様の射出成形機が必要だった多色・多材質のプラスチック成形品の生産を、標準仕様の射出成形機に追加・接続することで可能にした射出成形機用の付属装置。生産品に応じて同機を着脱することにより、特殊専用機と標準機の両方の使い方ができる。

 昨今、製品分野を問わず多種多様な製品の生産に対応できる射出成形機のニーズが高まっており、組立が必要な複雑な形状の成形品の一体成形や意匠性向上を狙った高付加価値製品の生産に貢献する。                     

 同機は日本製鋼所が成形機事業の基本方針として掲げている「マスカスタム戦略に基づいた「標準機+α」のソリューション製品」の一つ。自動車をはじめ、家電・OA機器、食品容器、日用品などの各分野における高付加価値製品の創出に向け、射出成形機を核とした成形システムのソリューションを提案していく。

 ニュースリリース