ナブテスコは10月24日、航空機器を生産する岐阜工場(岐阜県不破郡垂井町)敷地内に2016年に建設した「精密部品棟」、「表面処理棟」に続き、このほど「アクチュエーター棟」(画像:延床面積8,263㎡)が完成し、10月23日に竣工式を執り行ったと発表した。
ナブテスコは岐阜工場において機体の飛行制御システム「フライト・コントロール・アクチュエーション・システム」を中心に航空機向けの各種装備品を生産している。完成した「アクチュエーター棟」は、先に完成した「精密部品棟」、「表面処理棟」を含め、フライト・コントロール・アクチュエーターの材料調達から完成までの一貫生産体制を構築し、高自動化生産ラインとIoT活用により品質・生産性の向上を図ることで、「ボーイング737MAX/ 777X」並びに「MRJ(Mitsubishi Regional Jet)」等の民間機を中心とした需要拡大に対応する。加えて、先進環境技術の採用によるCO2排出量の大幅削減も実現する。
ナブテスコは、顧客、取引先、地域の支援を得ながら航空産業の成長に寄与できるよう努力してきた。今後も、国内外を飛び交う航空機のフライト・コントロール・アクチュエーション・システムのリーディングカンパニーの一社として積極的にイノベーションに取り組んでいく。
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