日立造船、ICT活用の拠点「Hitz先端情報技術センター」の運用開始

 日立造船は10月23日、遠隔監視およびIoT(Internet of Things)、ビッグデータ、AI(人工知能)などのICT活用の拠点として「Hitz先端情報技術センター」(Hitz Advanced Information Technology Center:通称、A.I/TEC)の運用を開始したと発表した。

 A.I/TECではICTを駆使して、データの収集・蓄積、分析、可視化を行い、2020年を目処に得られた知見を日立造船の全事業・全商品を対象としてAOMサービス(アフターサービス、オペレーション、メンテナンス)や事業企画(ファイナンス、売電、コンセッション)に結びつけ、当該分野の事業拡大を目指す。

 日立造船は2011年、本社ビル(事業拠点)内にごみ焼却発電プラントを中心とした発電施設向けの遠隔監視を行うために「遠隔監視・運転支援センター」を設置。国内30カ所以上の施設・プラントの遠隔監視、運転支援を行い、運転などのデータ収集・蓄積、分析、可視化によるデータ活用の高度化、顧客へのサービス拡充に取り組み、より安定・安全な運営をめざしてきた。昨今、IoT、ビッグデータ、AIなどの先端テクノロジーの飛躍的な進歩と共にその活用範囲が拡大しており、日立造船としてもこれらの取り組みを強化するため、このほど、A.I/TECを開設することとなった。

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