Volvo Construction Equipment(ボルボCE):2018年10月19日発表
注*MSEK(百万スウェーデンクローナ)は約12.5円。
注*( )内は、特に断わりがない限り前年同期実績。
欧州および米州で引き続き勢いを増しており、中国の好調ではあるが減速している成長が、ボルボCEの2018年第3四半期(7~9月)の売上高の増加を助けた。親会社であるボルボグループの第3四半期の業績が好調に推移したことにより、同社は同期間中に再び好調な業績を上げた。ほとんどの市場で競争力のある製品の需要が好調に推移したことにより、売上高はほぼ4分の1の伸びとなり、高い収益性を実現した。(1SEKは約12.5円)
第3四半期(7~9月)の売上高は24%増の18,598 MSEK(約2,325億円、前年同期:15,042)だった。営業利益も増加し、2017年の2,023 MSEKから増加して2,587MSEK(約323億円)となった。これは再び13.9%(13.4%)の営業利益率を達成した。収益性は、機械およびサービスの売上高の増加、産業システムの容量利用の改善、および良好なコスト管理によってプラスの影響を受けた。
第3四半期の受注は、2017年の同四半期と比較して22%増加した。この増加は、主にコンパクト・マシンの大型レンタル注文のおかげで、受注高が53%増加した中国や、欧州からの受注量の増加によるもの。北米の受注も、中型および大型機械の販売によって推進された47%の上昇で強く成長し、南米でも受注は5分の1に増加した。
第3四半期の出荷台数は16,861台と17%増加した。
■市場動向
8月末までには、ロシアの成長とドイツ、英国、フランス、イタリアの安定した需要により、欧州市場は11%増となった。北米は、油圧ショベル、ホーラー、大型ホイールローダー、道路機械の需要により、昨年より19%増加した。南米はブラジルでの市場が堅調に推移し、昨年の低水準から4分の1に上昇した。アジア(中国を除く)では、総市場は昨年より13%高かった。中国市場は、昨年の42%増だったが、年末になるにつれて減速傾向にある。
「売上高と収益性の両方が昨年の水準を上回っている最近の四半期の強力な発展を支えることができたことは奨励されている。当社の競争力のある製品群では、ほとんどの市場で需要が好調に推移し、さらに強力な数字を提供することができました」とVolvo Construction Equipmentの社長、Melker Jernberg(メルカー・イーンベルク)氏はコメントしている。
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