㈱東芝は10月16日、東芝グループにおけるリチウムイオン二次電池事業の生産体制強化を目的として、新たに東芝横浜事業所内（横浜市磯子区）に162億円を投じて延床面積27,000㎡（鉄骨造3階建て）の新工場を建設すると発表した。2019年7月に着工、2020年10月に稼働する予定。
連結子会社である東芝インフラシステムズ（TISS）が開発したリチウムイオン電池「SCiBTM」を電気自動車（EV）やハイブリッド車（HEV）、鉄道車両、電力用途等向けに製造・販売しているが、今後市場拡大が見込まれている。東芝では、現在、製造を担うTISS 柏崎工場（新潟県柏崎市）に加えて、新たに東芝横浜事業所内に工場を建設することを決定した。
新工場は、今後の国内外での事業拡大を前提に、製品・製造に係る技術等の開発をも担う拠点として位置付ける予定。東芝グループは、急速充電性能、長寿命、安全性等を特長とするリチウムイオン電池「SCiBTM」の生産体制を強化し、今後も顧客ニーズに応えていく。
＜新工場計画の概要＞
所在地：神奈川県横浜市磯子区新杉田町8 東芝横浜事業所内
投資概要：鉄骨造3階建 延床面積27,000 ㎡
投資金額：162 億円（建屋及び設備）
着工予定：2019 年7月（予定）
稼働予定：2020 年10 月（予定）