日立造船は10月12日、ごみ焼却技術のライセンシーで、中国でごみ焼却発電プラントの設計・製造・建設を手掛ける上海康恒环境股份有限公司(中国上海市、以下、SUS)と、ごみ焼却発電プラントのメンテナンス事業などを行う合弁会社を設立し、営業を開始したと発表した。海外でごみ焼却発電プラントのメンテナンス事業を手掛ける会社を設立するのは今回が初めて。
日立造船は、日本国内で培った豊富な経験と技術を生かし、中国でもメンテナンス事業に積極的に取り組み、高効率かつ経済的な施設の運営に寄与していく。海外でサービス事業を推進することで、中期経営計画で掲げている「事業領域の拡大」を実現していく。
<合弁会社の概要>
社名:上海康恒昱造環境技術有限公司
英語名:KangHeng NichiZou Environmental Technology Co., Ltd.
代表者:董事長 瞿兆舟(ク・チョウシュウ)、総経理 牛本 隆雄
資本金:2,000万元(約3億4,000万円)
出資比率: SUS 51%、日立造船 49%
事業内容:ごみ焼却発電プラントなどの環境施設およびその関連製品・部品のメンテナンス業務、運転・維持管理業務、技術コンサル業務、中国国内向け燃焼装置などの設計・調達・販売・据付指導
<双方の役割>
日立造船:ごみ焼却発電プラントに関わるメンテナンス、設計、技術管理などの技術支援
SUS:自社事業の案件に応じて、合弁会社にごみ焼却発電プラントおよびその関連製品・部品のメンテナンス業務などを委託