日揮、デンカ生研向けインフルエンザワクチンの製造設備建設工事を受注

 日揮は10月11日、デンカの連結子会社であるデンカ生研(本社:東京都中央区)が新潟県五泉市に建設を予定しているインフルエンザワクチン原液製造設備等に係わる設計・機材調達および建設工事を受注したと発表した。

 受注したプロジェクトは、新潟県五泉市に位置するデンカ生研が新潟工場内において、インフルエンザワクチンの原液製造の新棟を建設するもの。これにより、同工場のワクチン供給能力の増強に加えて、早期出荷の実現や安定した生産体制の構築、薬事コンプライアンス体制の高度化が見込まれている。

 日揮は、デンカ生研新潟工場の既存インフルエンザワクチン製造設備を建設した実績を有しており、今回の受注は、日揮のこれまでの実績と、原料の運搬・管理工程への自動化の導入をはじめとした、事業の経済性向上に寄与する様々な提案等が総合的に評価された結果であると考えている。

 日揮は、1970年代前半に医薬分野へ進出して以降、原薬、製剤、バイオ、再生医療、研究所等といった分野において、幅広い顧客層のもと、約600件におよぶプロジェクトを遂行した実績を有しており、同分野におけるリーディングコントラクターとしての地位を確立してきた。日揮は今後も国内外において医薬・医療分野のプロジェクトの受注に積極的に取り組み、国内屈指と評価される医薬品エンジニアリング技術を駆使し、高度先端医療の飛躍的な技術進歩にも対応しながら、世界各地の人々の生活の質向上に貢献していく。

<受注概要>

契約先:デンカ生研株式会社

建設場所:新潟県五泉市

契約内容:設計・機材調達・建設工事

契約形態:ランプサム契約

受注金額:非公表

納期:2020年下期

施設概要:延床面積 12,010㎡、地上6階建て

設備内容:インフルエンザワクチン原液製造設備、破傷風トキソイド製造設備、品質管理関連設備等

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