三井E&Sマシナリー、インドTATA STEELから高炉送風機と炉頂圧回収タービンを受注

 ㈱三井E&Sマシナリーは10月9日、インドTATA STEEL LIMITED (本社:ムンバイ)Kalinganagar Steel Plant向け28.5MW高炉送風機2基と38MW炉頂圧回収タービン(以下TRT)1基を受注したと発表した。

 高炉送風機は、製鉄所の高炉に高圧・大風量の空気を送り込むために空気を圧縮する設備。TRTは、その高炉から排出されるガスのエネルギーを利用して発電する省エネ設備で、両設備とも製鉄所には欠かせない重要な設備となる。なお、同製鉄所では、既に三井E&Sマシナリー製高炉送風機3基、TRT1基が順調に稼働しており、その稼働実績に裏打ちされた高い信頼性とコストパフォーマンスが、今回の受注に結び付いている。

 三井E&Sマシナリーでは、独自開発により高炉送風機・TRTを提供しているが、単に機器供給のみではなく、顧客の種々の要望に応えるべくシステム全般として提供しており、韓国、インド等を含めた国内外向けに、高炉送風機は100台以上、TRTは70台以上の納入実績を持っている。

 今後も、国内市場は高度成長期に導入されたものの更新需要が見込まれるほか、インドでは政府指導のもと、2025年には粗鋼生産を3倍にする目標から、製鉄関連設備である高炉送風機・TRTともに堅調な需要が見込まれている。

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