本田技研、約98億円投じてインド二輪車工場内に生産ライン新設、生産能力は60万台増の年間700万台に拡大

 本田技研工業(Honda)は10月4日、インドにおける二輪車生産・販売現地法人であるホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド(HMSI)のスクーター専用工場である第四工場の年間生産能力を拡大すると発表した。

 HMSIの第四工場は、2016年2月に60万台で稼働を開始し、2016年6月には生産能力を120万台に拡大した。今回は、新たに約63億ルピー(約98億円)を投資して、既存の工場敷地内に新しい生産ラインを建設する。この新ラインによって第四工場の生産能力は60万台拡大され、180万台となり、HMSIの年間総生産能力は現在の640万台から2020年には合計700万台となる見込み。(1インドルピーは約1.55円)

■HMSI社長 加藤 稔のコメント

 「Hondaは、この世界最大の二輪市場において長きにわたり、お客様の喜びの拡大を目指して投資を続け、生産能力の拡大をしてまいりました。今回の第四工場における追加投資は、Hondaにご期待・ご信頼をいただいているお客様へ、より早く商品をお届けしていくという決意の証です」

<HMSIの概要>

社名;ホンダモーターサイクルアンドスクーターインディアプライベート・リミテッド

英文:Honda Motorcycle&Scooter India Pvt.Ltd.

設立:1999年8月

本社所在地:ハリアナ州グルグラム地区IMT マネサール

資本金:31億ルピー

出資比率:本田技研工業株式会社 100%

代表者:社長 加藤 稔(かとう みのる)

事業内容:二輪車の製造・販売

生産能力:第一工場(ハリアナ州マネサール)160万台/年

 第二工場(ラジャスタン州タプカラ)120万台/年

 第三工場(カルナタカ州ナルサプーラ)240万台/年

 第四工場(グジャラート州ヴィッタルプール)120万台/年

生産機種:Activa, Aviator, Dio, Activa i, CliQ, Navi, Activa125, Grazia, CD Dream, Dream Neo, Dream Yuga, Livo, CB Shine, CB Shine SP, CB Unicorn, CB Unicorn160, X-Blade, CB Hornet160R, CBR250R, CBR650F, Africa Twin

従業員数:約22,500名

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