日本ゼオンは10月2日、富山県高岡市の光学フィルム工場(画像)において、原反製造ラインの生産能力を増強すると発表した。2019年10月の稼働開始を予定している。
日本ゼオン溶融押し出しフィルム(製品名:ZeonorFilm®、以下、ゼオノアフィルム)は、日本ゼオンが独自のポリマー設計技術で開発した熱可塑性プラスチック(シクロオレフィンポリマー)を、世界初となる溶融押出法により生産された各種ディスプレイ向けの光学フィルム。
ゼオノアフィルムは、シクロオレフィンポリマーの特性である高い光学特性と優れた寸法安定性を有しており、高精細が求められるモバイル機器や大型TVを中心とした用途で需要が拡大している。
今回、その需要拡大の流れを受け、モバイル機器向けの光学フィルムの原反能力増強を決定するに至った。
場所は、日本ゼオングループ企業で製造子会社である ㈱オプテス 北陸工場高岡製造所(本社:富山県高岡市二上新422-1)を予定しており、2019年10月の稼働開始を目指す。
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