日立造船、中国・杭州市向けごみ焼却発電プラントの設備工事を受注

 日立造船は9月27日、中国浙江省杭州市の杭州臨江ごみ焼却発電プラント向けに、焼却炉設備工事を受注したと発表した。同プラントの整備事業は、杭州臨江環境能源有限公司が実施するもので、日立造船は5,220トン/日という高い処理能力を備えた同整備事業向けに焼却炉に係る主要機器を納入し、据付・試運転時の技術指導サービス業務を行う。

 整備事業の設計・建設業務および完工後2年間の運転業務は、日立造船ライセンシーである上海康恒環境股份有限公司が請け負う。焼却炉設備工事は、大型焼却炉の設計・製造に豊富な実績をもつ日立造船の技術が評価され、受注に至った。

 日立造船グループは、ごみ焼却発電プラントにおいて、アジアや欧州を中心に900件以上に及ぶ世界トップクラスの実績を有している。そのうち中国向けにおいては今回の受注を含めると19件目の受注となる。日立造船は、ごみ焼却発電における世界No.1企業として、ますます高まる海外でのごみ焼却発電プラントの需要に積極的に応えていく。

<工事概要>

最終需要者:杭州臨江環境能源有限公司

発注者:上海康恒環境股份有限公司

工事名称:杭州臨江ごみ焼却発電プラント焼却炉設備工事

施設規模:ストーカ式焼却炉5,220トン/日(870トン/日×6炉)

所在地:中華人民共和国 浙江省杭州市

完工時期:2021年

 ニュースリリース