建設機械出荷、8月は14.3%増の2,159億円、外需主体に22カ月連続で増加

 日本建設機械工業会が9月27日に発表した2018年8月の建設機械出荷金額は、内需は14.9%減少の722億円、外需は38.1%増加の1,436億円、総合計では14.3%増加の2,159億円となった。その結果、内需は12カ月連続の減少、外需は22カ月連続の増加、総合計では22カ月連続の増加となった。

■内需は14.9%減少の722億円、外需は38.1%増の1,436億円

 内需について機種別に見ると、ミニショベル14.3%増加の71億円、建設用クレーン1.0%増加の157億円、コンクリート機械18.7%増加の26億円、基礎機械17.0%増加の45億円の4機種が増加したものの、その他5機種と補給部品が減少し、内需全体では14.9%の減少となった。

■外需の油圧ショベルは、64.4%増加の615億円

 外需について機種別に見ると、トラクタ20.8%増加の151億円、油圧ショベル64.4%増加の615億円、建設用クレーン33.3%増加の69億円、道路機械19.7%増加の28億円、基礎機械5.6%増加の5億円、油圧ブレーカ圧砕機25.2%増加の8億円、その他建設機械65.9%増加の212億円の7機種と補給部品16.0%増加の183億円が増加した。

 地域別に見ると、アジアが4カ月連続の増加、中国が11カ月連続の増加、オセアニアが14カ月連続の増加、欧州が18カ月連続の増加、アフリカが7カ月振りの増加、北米が12カ月連続の増加、中南米が6カ月連続の増加、CISその他東欧が5カ月連続の増加の8地域が増加し、外需全体では38.0%の増加となった。

■油圧ショベルの8月国内出荷台数は39.5%減の1,567台

 8月の国内出荷台数統計によると、ホイールローダ615台(前年同月比35.8%減少)、油圧ショベル1,567台(同39.5%減少)、ミニショベル2,077台(同4.9%増加)、クローラクレーン42台(同13.5%増加)、ラフテレーンクレーン129台(同11.0%減少)、アスファルトフィニッシャ34台(同10.5%減少)。

 8月度建設機械出荷金額統計ニュースリリース