住友ゴム工業は9月20日、安定的に成長を続けるブラジル市場のトラック・バス用タイヤの需要に対応するため、ブラジル工場で2019年3月に稼働予定の同タイヤの生産設備に追加投資を行い、生産能力を増強することを決定したと発表した。
2016年7月に住友ゴム工業は、312百万レアル(約84億円※)を投資してトラック・バス用タイヤの生産設備を新設し、2019年3月から日産500本の生産能力で稼働開始することを発表したが、今回、153百万レアル(約41億円(※))の追加投資を行い、同年10月には生産能力を日産1,000本とすることを決定した。
※1レアル=27円で換算(2018年9月時点)
ブラジル工場は2013年10月より乗用車・ライトトラック用タイヤを生産している。現在、トラック・バス用タイヤについては輸入販売を行っているが、ブラジルの同タイヤ市場は今後年2-3%程度の成長が見込まれるため、現地生産により安定供給を図るとともに、為替変動リスクの回避により、乗用車・ライトトラック用タイヤと合わせて、ブラジル市場におけるタイヤ販売事業の一層の強化を図る。
<ブラジル工場概要(2017年12月末)>
会社名:Sumitomo Rubber do Brasil Ltda.
所在地:パラナ州ファゼンダ・リオ・グランデ市
代表者名:脇谷 宜典(社長)
操業開始:2013年10月
設立年月:2011年7月
事業内容:乗用車・ライトトラック用タイヤの製造・販売
生産能力:15,000本/日
従業員数:1,265名
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