ダイフク、米国インディアナ州に新工場建設、子会社の生産能力増強で生産性・収益性を向上

 ㈱ダイフクは9月20日、米国子会社であるWynright Corporation(本社:イリノイ州、以下 Wynright社)がインディアナ州ホバート市に新工場を建設し、イリノイ州内にある2工場を新工場に集約・統合すると発表した。新工場は、2018年秋に着工し、完成後の2019年末から仕分けシステム、コンベヤ、自動倉庫などの物流システムの製造を開始する。新工場の建設によって、同社の生産能力は従来の約2倍となり、2021年までに最大582人の雇用を新たに創出する計画。投資額は2,600万米ドル(約29億円)。

 ダイフクの2017年度の海外売上高比率は67%となったが、今後さらに海外展開を進めていく中で、海外グループ会社の重要性はますます高まっている。2021年3月を最終年度とする中期経営計画「Value Innovation 2020」では、重点施策の一つに「ローカル化とグローバル化のバランスが取れたグループガバナンスの追求」を掲げており、海外売上の拡大に対応するため、これまでの日本を中心とした生産体制から、グループ全体の最適調達・生産体制に移行し、生産性・収益性の向上を目指す。

<新工場の概要>

建設場所:インディアナ州ホバート市 (ノースウィンド クロッシングズ ビジネスパーク内)

建屋概要:敷地面積44エーカー(178,061㎡)

     1階建て 延床面積320,400平方フィート(29,766㎡)

投資額:26百万米ドル(土地、建物、設備含む)

■Wynright社について

 1972年に創立し、2013年10月にダイフクグループ傘下となった。コンベヤ、仕分けシステムやピッキングロボット、音声およびデジタルピッキングシステムなどを手掛けており、現在、米国内に2カ所の工場と9カ所の販売・サービス拠点を有し、従業員数は514人(2018年3月末現在、駐在員除く)。

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 ニュースリリース(米国版)