㈱タクマ(本社:兵庫県尼崎市)は9月6日、福岡県の有明生活環境施設組合より「ごみ焼却施設建設工事」を受注したと発表した。契約額は110億9,500万円(消費税等相当額を含まず)。
同組合は、福岡県柳川市、みやま市の2市で構成され、現在は両市がそれぞれ所管する2つの施設でごみ処理を行っているが、両施設とも稼働後約20年間が経過し、施設の老朽化が進行していることから、将来にわたって安全かつ安定的なごみ処理体制の構築に向けて、環境に配慮された安全安心で効率的なごみ焼却施設を整備するもので、タクマが施設の設計および施工を請け負う。
受注した施設は、タクマ独自開発の先行型燃焼制御や、排ガス再循環システム等、最新の設備・システムを導入し、廃棄物を適正かつ安定的に処理するとともに、高効率発電により積極的にエネルギーの有効利用を図る計画としている。なお、発電した電力は所内動力を賄ったうえで余剰分を売電する予定。
タクマは国内外で約360施設の都市ごみ焼却施設を納入しており、これらの豊富な実績に基づく経験と技術を活かし、今後も顧客ニーズに応じたプラントを提供していく。
<事業の概要>
発注者:有明生活環境施設組合
受注者:㈱タクマ
工事名:ごみ焼却施設建設工事
建設場所:福岡県柳川市橋本町字西区631-7他
<施設概要>
施設規模:92t/24h(46t/24h×2炉)
炉形式:ストーカ方式
発電出力:1,810kW
契約工期:2018年7月~2022年2月
契約金額:11,095,000,000円 (消費税等相当額を含まず)
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