Bosch Rexroth AG（ボッシュ・レックスロス）は9月４日、Lloyd’s Register（ロイド登録）の標準HPU、海洋およびオフショアアプリケーションのABPACファミリのタイプ承認を取得しており、110kWまでの容量のアプリケーション向けに中小規模のソリューションを提供していると発表した。
ABPAC HPUは、当初はデッキ下の用途をターゲットとしていたため、推進、ステアリングギヤ、スラスタ、スタビライザなどの重要なアプリケーションだけでなく、ハッチやウインチなどの必須ではないアプリケーションにも使用できる。タイプ承認は、漁船やヨットからバルク貨物運送事業者や研究船に至るまでのLRクラス船に使用するための標準HPUを認証する。また、モバイルオフショアユニットとリフティングアプリケーションもカバーしている。
Bosch Rexrothのプロダクト・ユニット・マネージャーであるPierre Wouters（ピエール・ワウターズ）氏は次のように述べている。「ABPACファミリは、あらゆる種類の海上機器にコスト効率の高いHPUソリューションが求められています。過去には、各HPUは注文するように設計されていたため、時間がかかって高価でした。当社の標準HPUを使用することで、幅広い海洋アプリケーションに容易に適合させることができ、コストを削減し、納期を短縮する実証済みのテスト済みソリューションを提供します。」
すでに業界システム向けに使用されている既存のオンライン・コンフィギュレータツールは、海洋HPU用にアップグレードされている。コンフィギュレータを使用すると、必要なシステムを簡単かつ迅速にカスタマイズできる。このツールは、図面、3Dモデル、偏差ページと品質要件を備えたブラウザオブジェクトモデルを提供することにより、エンジニアリング/注文ソリューションと比較して、顧客のエンジニアリングおよび管理コストを削減し、納期を最大50％短縮する。
Bosch Rexrothは、2018年9月4〜7日、ホールA1、スタンド420のSMMハンブルクでABPAC HPUと他のドライブおよび制御技術を発表する。
■Bosch Rexrothについて
Bosch Rexrothは、世界をリードする駆動制御技術のサプライヤーとして、あらゆる規模の機械やシステムにおいて、効率的でパワフルで安全な動きを保証する。同社は、モバイルアプリケーション、機械アプリケーションおよびエンジニアリング、およびファクトリオートメーションの市場セグメントにおけるグローバルなアプリケーションエクスペリエンスをバンドルしている。
Bosch Rexrothは、インテリジェントなコンポーネント、カスタマイズされたシステムソリューションおよびサービスにより、完全に接続されたアプリケーションに必要な環境を作り出している。
Bosch Rexrothは、物事のインターネットへのソフトウェアやインターフェースを含む、油圧、電気駆動および制御技術、歯車技術、リニアモーションおよびアセンブリ技術を顧客に提供している。80カ国以上に拠点を持ち、2017年に30,500人以上の従業員が55億ユーロの売上高を達成した。
■Bosch Groupについて
Bosch Groupは、技術とサービスの世界的な大手サプライヤー。世界中でおよそ40万人の従業員を雇用している（2017年12月31日現在）。同社は2017年に781億ユーロの売上高を達成した。その事業は、モビリティソリューション、インダストリアルテクノロジー、消費財、エネルギー・建築技術の4つの事業部門に分かれている。
Boschは、IoTをリードする企業として、スマートホーム、スマートシティ、接続されたモビリティ、および接続された製造のための革新的なソリューションを提供している。同社は、センサ技術、ソフトウェア、サービス、および独自のIoTクラウドの専門知識を利用して、顧客が単一ソースからクロスドメインソリューションに接続できるようにする。
Bosch Group の戦略目標は、接続された人生に革新をもたらすこと。Bosch は革新的で熱狂的な製品やサービスにより世界中のクオリティ・オブ・ライフを向上させる。要するに、Boschは「人生のために発明された」技術を生み出している。
Bosch Groupは、Robert Bosch GmbHと60か国におよぶ440の子会社および地域企業で構成されている。Boschの販売、サービスパートナーを含む世界の製造、エンジニアリング、販売ネットワークは、世界のほぼすべての国を網羅している。同社の将来の成長の基礎は、革新的な強み。ボッシュは世界中の125拠点で、研究開発に約64,500人の従業員を雇用している。
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