JFEエンジニアリング、トマトパークから「環境制御型トマト栽培施設」のEPC一式を受注

 JFE エンジニアリング(本社:東京都千代田区)は、㈱トマトパーク(本社:栃木県下野市)より、「環境制御型トマト栽培施設(※1)」のEPC(設計・調達・建設)一式を受注したと発表した。これはJFEエンジニアリングのスマートアグリ事業にとって2件目のプラント一括受注。

 トマトパークは、㈱誠和。(※2)により、次世代トマト農家の教育・研修やトマト栽培技術の試験・研究を目的として2017 年8 月に設立された。そしてこのほど、これまでの試験・研究事業等で得たノウハウを活かし、トマト生産事業を本格的に開始するため、高品質かつ高収量栽培ができる栽培施設を新たに整備することを決定した。新施設の栽培面積は1.0ha、年間生産量は大玉トマト500tの予定。

 JFEエンジニアリングは、2013 年9 月にスマートアグリ事業に参入して以来、北海道苫小牧市・札幌市で今回同様の環境制御型植物工場によるトマトの生産を行っている。そこで蓄積したプラント技術や栽培技術を基に、国内外の農業事業者に対するエンジニアリング提案を展開、2017 年11 月には新潟県でプラントを竣工し、順調に稼動を続けている。今回のプロジェクトでは、これらの実績が評価され受注に至った。

 JFE エンジニアリンググループは、最先端の技術を用いたスマートアグリプラントを国内外に展開することで、新しい農業の形成を推進していく。

※1 オランダPriva 社の複合環境制御システムにより栽培環境を最適に制御した温室

※2 大手農業用施設機器製造・販売会社(代表取締役:大出祐造、本社:栃木県下野市)

<受注概要>

発注者:株式会社トマトパーク

建設場所:栃木県下野市

受注額:5.4 億円(税抜き)

完成予定:2019 年 3 月(予定)

工事内容:スマートアグリプラント一式(温室、栽培設備、環境制御システム)

     (温室仕様)オランダ型連棟ハウス

      栽培面積:1.0ha

      鉄骨造、フィルム被覆

 ニュースリリース