インドのクレーン販売は前の高値を回復する-英調査会社

Off-Highway Research:2018年8月29日発表

 インドの移動式クレーンの販売は昨年41%増の7,700台を超えた。これにより、バックホーローダーとクローラー式油圧ショベルの後で、国内で3番目に大きな販売用建設機械となった。しかし、市場は2017年の販売の96%を占める地元で製造されたピック&キャリークレーンが支配している。従来のクレーンの需要は、約320台で2016年レベルにとどまった。

 インドのクレーン需要は2015年に低水準に達し、その後もよく成長している。前回の需要ピークは2011年には11,601台であり、英国の調査会社Off-Highway Research (オフ・ハイウェイ・リサーチ)では、インドの現在のインフラ投資計画に対応して2018年にこの規模に近い水準に達すると予測している。様々な産業分野からの移動式クレーンの需要もある。

 それでも、2019年の総選挙は破壊的なものになりそうで、機器販売はその年に失速したり下降したりする可能性が高い。選挙後の移動クレーンの販売は回復が見込まれ、最大市場潜在力は依然として約11,000台に見られる。この中で、従来の移動式クレーンの販売は、ピックアンドキャリークレーンによっては供給できないより高い持ち上げ能力の一般的な傾向に伴い改善されるはずである。

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